【JTBビジネスイノベーターズ 活用インタビュー】「JBIの専門性 × HiTalentの先進性」──金融・決済スキーム創出に向けた新しい共創のかたち

株式会社JTBビジネスイノベーターズ(JBI)は、JTBグループが事業ドメインとして掲げる「交流創造事業」を軸に、『交流』 ×『 IT/デジタル』 ×『 金融決済』の3領域を掛け合わせて新規事業を創出しています。旅行・ツーリズムで培った決済基盤や全国ネットワークに、デジタル基盤・技術、金融の知見を重ね、BtoBキャッシュレス精算サービスや廃棄物処理の透明化による不法投棄防止など、社会課題の解決にも取り組んできました。

近年、JBIが注力しているのは、人の移動(人流)に依存しない事業領域で持続的に成長する「第二の柱」の確立です。特に金融・決済領域では新しい制度設計やライセンス対応、海外の先進事例を踏まえた開発が求められる局面も多く、より専門的かつ柔軟な推進体制が不可欠でした。こうした背景のもと、「JBIの専門性・知見」×「HiTalentの先進性と柔軟性」という“新しい共創のかたち”により、開発スピードと検討の深度を大きく高める目的で、HiTalentを導入いただきました。

本インタビューでは、JTBビジネスイノベーターズの江上様(マーケットイノベーション部 ビジネスデベロップメントユニット長)に、HiTalent導入の背景、得られた成果、外部人材と協働するうえでの要諦、そして今後への期待について伺いました。

― JBIの事業概要と、新規事業における注力領域について教えてください。

江上様:JBIは「旅行会社」という枠を越え、JTBグループの交流創造事業を核に、IT/デジタルと金融決済を掛け合わせた課題解決型の新規事業を創出しています。お客様起点の「イノベーションパートナーカンパニー」をビジョンに掲げ、旅行・ツーリズムで培った決済基盤やネットワークに、デジタル基盤・技術、金融の知見を掛け合わせ、法人向けソリューションを生み出してきました。

また、これまでの数多くの事業開発を通じて、金融決済事業の開発と運用、ライセンス設計・制度対応など、専門的な知見も着実に蓄積してきました。

特に近年は、人の移動(人流)に依存しない新たな事業領域で持続的に成長できる新しい柱の確立に注力しています。共創とスピードを重視して、必要な時に必要なリソースを社内外から取り込みながら、未来志向で事業を創り出す姿勢を大切にしています。

この事例の要点

企業JTBグループ。交流 × IT/デジタル × 金融決済で新規事業を創出
課題人流に依存しない「第二の柱」の確立。金融・決済では制度設計やライセンス対応、海外の先進事例を踏まえた開発が求められ、より専門的かつ柔軟な推進体制が不可欠だった
活用方法金融・決済領域の新規事業の立ち上げに伴走
成果必要な専門性を最短で整え、一気通貫で立ち上げた。忖度のない客観的な指摘が、誤りの早期発見につながった

HiTalentの支援テーマ例

経営層

経営課題整理/経営会議資料の構想・作成/経営に関する壁打ち

経営企画部門

中期経営計画策定/事業戦略策定/M&A戦略検討/海外進出支援

新規事業開発部門

事業機会探索/事業仮説検証・PoC支援/外部アライアンス検討

IT/DX・業務改革推進部門

IT/DX戦略策定/グランドデザイン策定/システム導入支援/BPR/コスト削減

研究開発(R&D)部門

R&D戦略策定/ロードマップ策定/技術テーマの事業化/オープンイノベーション

人事/組織開発部門

組織戦略策定/評価制度設計/採用戦略策定/研修コンテンツ作成

IR部門

IR戦略検討/統合報告書作成/財務情報開示/ESG・マテリアリティ分析

全部門に共通

AI・データ活用

担当するのは、戦略コンサル/IT・DXコンサル/ファイナンス人材/データ・AI人材のいずれかです。

この図は「HiTalent はどんなテーマで使えるのか」の見取り図として、全記事に同じものを掲載しています。ここに挙げたものがすべてではなく、ご相談内容に合わせて人材をアサインします。

目次

必要な専門性を“最短で”整える一気通貫の立ち上げ

ー今回、HiTalentのプロフェッショナル人材活用をご検討いただいた経緯を教えて下さい。

江上様:私が担当する金融・決済領域の新規事業では、制度やライセンスなど専門的で複雑な要素が多く、知見の有無が検討スピードと成果の質を大きく左右します。今回のテーマは、新しい制度的スキームを伴う事業開発であり、構想段階から制度要件整理、システム企画までを同時並行で進める必要がありました。

そのような中、当社の背景や狙いを丁寧に理解したうえで、必要なタイミングで最適な専門性を柔軟に提供いただけるHiTalent様と協働することで、開発のスピードと精度を両立することができました。

結果として、立ち上げ初期から制度設計・システム検討・ライセンス対応まで、一気通貫で推進することができました。

ー他の外部サービスもご利用になられている中で、HiTalentならではの違い・変化はありましたか。

江上様:最も特徴的だったのは、必要なタイミングで必要な専門性を整えてくださるスピード感です。

制度設計・ライセンス対応・グローバルシステム企画といった多岐にわたる検討を短期間で整理し、立ち上げ段階から一気通貫で支援していただけた点は非常に大きかったです。

ご紹介いただいた方々は、案件特有の実務経験を持つ方ばかりで、単なるコンサルタントではなく実装現場の感覚まで踏まえて議論できる実務家でした。JBIの専門知とHiTalentの外部視点が融合し、議論の質が一段高まりました。

JTBビジネスイノベーターズの江上様が、金融・決済領域の新規事業を一気通貫で立ち上げた経緯を語る様子

主観×客観の化学反応

江上様:さらに、参画いただいた方々がJBIの一員として、文化・ゴール・方向性を理解して真摯に伴走してくれた点も非常に大きかったと思います。JBIのメンバーとして関わるスタンスを持ってくださったことで、現場メンバーとのコミュニケーションが取りやすい関係性が築け、結果として推進力につながりました。

その結果、社内の主観と社外の客観が化学反応を起こし、議論・検討の質が格段に向上しました。両者の融合によって好循環が生まれたと感じています。

ーHiTalentのコンサルタントにお願いした具体的な役割やご支援内容と、特に印象に残っている働きぶりや助かっている部分について教えてください。

江上様:ご支援いただいたテーマはライセンス取得を伴う高難度の新規領域でした。弊社にも、もちろん知見はありましたが、自社内の主観に閉じず、客観的かつ深い検討が不可欠な局面でした。

まず、制度・ライセンス対応を推進いただいたタレントさんは、ご自身のネットワークを活かし、適切な専門家との迅速な連携の上、制度要件や論点の短期整理を主導いただき、事業化検討が加速しました。

また、当該領域は海外先行のトレンドが強かったため、あるタレントさんにはグローバル事例およびシステム設計の担当をしていただきました。海外事例・システムを踏まえた設計・評価を担い、コスト/納期/品質の観点から客観性の高い助言を提供してくれました。

ネットワークが拓く最短ルート

江上様:ネットワークの力は当初の想定以上でした。私がいくら問い合わせてもつながらなかった企業に対し、コンサルタントのご縁で即日コンタクトが成立し、プロジェクトのスピードが一気に上がりました。フリーで幅広い経験を持つプロフェッショナルは、経験に裏打ちされた広いネットワークを大切にされており、その点は他のコンサルとの違いとして今回強く活きたと感じています。

当初、ネットワーク活用はスコープ外でしたが、「JBIの一員」として必要と判断した対応を躊躇なく実行してくださいました。「ここまではやる/それ以上はやらない」の線引きをせずに寄り添っていただけたことで、プロジェクトに好循環が生まれたと感じています。

成果創出のための同じ土台

ープロフェッショナル人材と成果を出すうえで、意識されたことや工夫があれば教えてください。

江上様:JBIメンバーの一員としてお迎えするため、同じ土台で動ける環境づくりを重視しました。

初期段階でプロジェクトのゴールを明確に共有し、フェーズごとの到達点・成果物・役割を明確化しています。事業開発はフェーズごとにゴールや関与するステークホルダーも変わるため、「何を目指し、何を出すか」を合意してから走り出すことを重視しました。

また、優秀なプロフェッショナルといえどスーパーマンではありません。社内事情や背景を包み隠さず共有しなければ、力を十分に発揮していただけないと思います。

客観的な視点からの提案こそハイタレントの皆さんとチームを組むメリットでもあるので、情けない部分も含めて、困りごとは正直に開示しました。結果として一体感の醸成と成果最大化につながったと考えています。

ー運営メンバーも参加している定例ミーティングで「忖度なしでいいから本音の意見を教えてほしい」と繰り返されているのが印象的でした。

江上様:発注者を納得させるための答えでは、どうしても主観に引きずられることがあります。会社のために大切なのは客観性であり、ダメなものはダメと率直に指摘してもらう方が、誤りの早期発見につながります。せっかく協働するのですから、忖度のない意見をぶつけてほしいと考えており、参画当初は特にそこを繰り返しお願いしていましたね。

社内の主観と社外の客観が化学反応を起こした共創の土台について語る、JTBビジネスイノベーターズの江上様

コンサル+運営の常時伴走体制

ーコンサルタントだけでなく、運営メンバーも含めた「HiTalentチーム」で伴走する形態のご支援でしたが、メリットはありましたか?

江上様:まずチームの一員として並走していただけたこと自体に大きな価値を感じました。

私たちが掲げる「イノベーションパートナーカンパニー」というビジョンと、HiTalentの協働姿勢が重なり、“新しい共創のかたち”を実感できました。

加えて運営メンバーの伴走によって、スピードと的確性が明確に高まりました。

新規事業はタイミングが命で、機を逃せば成果を一気に逸しますが、常時関与いただいたおかげで、必要な瞬間に即座に連携・意思決定ができました。さらに、日頃から高いプロジェクト理解を前提に、その時点で最適な即戦力を的確にご提案いただけた点も、非常に大きな価値だったと感じています。

“任せきりにしない”受け入れ姿勢

ープロフェッショナル人材を活用するにあたり、「こういう準備や考え方があるとスムーズ」というポイントがあれば教えてください。

江上様:まず、任せる範囲(役割・責任・期待成果・意思決定権限)を明確にすることが不可欠です。ごく当たり前のことですが、ここがあいまいだとスピードも質も落ちます。

次に、受け入れ体制です。外部人材を「プロだから任せきりで大丈夫」と捉えるのではなく、“ともに成果を出す仲間”として迎え入れるマインドを重視しています。ここでいう仲間は馴れ合いではなく、ビジネスパートナーとして適度な緊張感を保つ協働関係です。この前提のもと、ともに成果を出す仲間として受け入れていくマインドを社内で共有することが、力を最大限に発揮してもらう点で非常に重要だと思います。

ーHiTalentを他の部門や他社に紹介するとしたら、どのような場面でおすすめされますか?

江上様:当社もそうでしたが、突発的かつスピーディーに外部人材を活用したい場面ですね。確実に成果を出したい局面ほどフィットします。そうしたシチュエーションで、HiTalentは最も力を発揮すると感じていますね。

また、テーマやフェーズごとに必要な専門性は変わるため、実情や背景を深く理解いただいたうえで、今回のように最適人材をスピーディにご提案いただけるなら、弊社としても今後継続して協働したいと考えています。心強いパートナーです。

ー今後HiTalentに期待する支援やご要望があればお聞かせください。

江上様:ピンポイントな支援に留まらず、全社的に領域を拡大してご支援いただきたいです。

将来的にはJBI内の別案件やJTB内の他部門のプロジェクトでもご支援をお願いする可能性があります。その際に、複数案件をまたぐ横断連携ができると、いわばJTBグループ全体で最適化が進み、支援の価値が一段と高まるはずです。案件横断のナレッジ連携・人材連携の仕組みを整えていただけると、非常に心強いサポートになると考えています。

お時間をいただきありがとうございました!

取材にご協力いただいたJTBビジネスイノベーターズのみなさまとの集合写真。背景にJTB BUSINESS INNOVATORS Corp.のロゴ

『HiTalent(ハイタレント)』は、戦略コンサルファーム出身者を中心とした審査済みのプロフェッショナル3,600名以上と、その活用を検討する企業をつなぐ案件マッチングプラットフォームです。これまでに300社以上をご支援してきました。戦略を描くだけでなく実行まで伴走できる人材を、必要な分だけ(お一人から、チームでも)ご活用いただけます。

HiTalentサービスサマリ

プロフェッショナル
(フリーランス)

  • 戦略コンサル出身
  • 外資系投資銀行出身
  • 外資系IT・マーケ出身 ほか

個人 or チーム

HiTalent

  • プロフェッショナルには、アサインから稼働終了までサポート
  • 事業会社には、ニーズにマッチするタレントの稼働をマネジメント

審査済みの会員 3,600名〜

事業会社

  • 上場企業
  • 未上場・中小企業
  • 未上場・スタートアップ

クライアント 300社〜

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