最初に作ったAIで全部うまくいくことは稀 ー 顧問・金剛洙さんに聞いた、AI事業の進め方

ハイタレントは「優秀な個の選択肢と可能性を広げ、人類の進化に貢献する」というミッションのもと、ビジネスを加速させる戦略コンサル人材データベース「HiTalent(ハイタレント)」を運営しております。

今回は機械学習・深層学習に知見があり弊社顧問の金さんに、これまでのご経験・機械学習のトレンド・ハイタレントの活用についてインタビューしました!(2023年6月)

金 剛洙(きむ かんす)

東京大学工学部卒業後、同大学院工学系研究科を修了。新卒でシティグループ証券株式会社に入社し、日本国債・金利デリバティブのトレーディング業務に従事。2020年より、株式会社松尾研究所に参画し、機械学習プロジェクトの企画からPoC、開発を一貫して担当。その後、経営戦略本部の室長に就任し、2022年より取締役。

また同社よりAI・知能化技術の応用により成長の見込めるベンチャー企業への投資に特化したVCファンドを新設し、代表取締役を務める。

ーこれまでの経歴について簡単に教えてください!

2017年に東京大学大学院を卒業し、新卒でシティグループ証券に入社しました。そこでは金融商品を売買するトレーディング業務を行いました。業務の一環で機械学習・深層学習による市場予測を行い、機械学習を社会実装していくことに興味を覚えました。

より機械学習のスキルを高めたいと考え、2020年に松尾研究所に参画しました。1年目は金融機関の機械学習プロジェクトマネージャーとしてリードしつつ、画像系の機械学習プロジェクトも兼任しました。2年目は、プロジェクトを引き継ぐための組織づくりや人材育成を行いました。

―現在の仕事内容について教えてください!

参画3年目の現在は取締役になり経営に携わりつつ、新規事業の立ち上げも行っています。実際にPKSHA Technologyと共同でVCファンドの立ち上げに奔走しました。これまでは大企業の方とAIの活用について議論することが多かったのですが、VCではスタートアップの起業家の方とAI技術の活用についても議論させていただくので、日々大変貴重な経験を積めていると感じております。

オフィスのカウンター席でノートパソコンに向かう金剛洙さん

ー大企業がAI事業をやる上でのtips(秘訣)/懸念を教えてください

大前提としてそのプロジェクトが本当にビジネス的な価値があるのかを見極めることは最も重要だと思います。一方で、AI技術は進化がとても早く、どんどん変化しています。だからこそ、技術に詳しい専門家とのコラボレーションにより、解きたい課題が今の技術で本当に解けるのかを見極めることも重要です。

目標と手段としての機械学習の手法を見定めたら、今度は高速でPDCAを回していくことがプロジェクトを成功させる秘訣です。最初に作ったAIでいきなり全てうまくいくということは稀なので、一歩ずつゴールに近づくように試行錯誤し、PDCAを回していくことが大切になります。機械学習への知見があり、コンサルティングワークができる人がプロジェクトをリードすると、効果の最大化につながると思います。

ーAIのPoC/事業化のトレンドを教えてください

最近はやはりChat GPTをはじめとする大規模言語モデルだと思います。AIを使用するには従来、アノテーションという膨大なデータ加工の業務が必要な上に、完成したモデルは特定のタスクにのみ特化しているという特徴がありました。しかし、Chat GPTのような大規模言語モデルではアノテーションが不要なだけでなく、高いレベルで汎用的に様々なタスクをこなせるようになりました。AIを事業で活用するという意味で歴史的な転換点を迎えていると思います。

また、現時点で日本は諸外国に比べてAIに関する規制がそれほど厳しくないので、ビジネスでの活用のチャンスも大きいです。大きな可能性を持つ大規模言語モデルはやはり現在のトレンドではないでしょうか。

ーフリーコンサルタントを使う意義とは何ですか

知見がありプロジェクトの全容を理解してリードできるコンサルタントを要所で活用できるのは強みだと思います。先ほども話しましたが、プロジェクトで最も大切なことは課題設定を誤らないことです。課題設定や戦略という上流部分を得意とするフリーコンサルタントと協働することは、プロジェクトを成功させるうえで必要なことだと思います。

また、プロジェクトがスタートしてからは、プロジェクト全体をリードする、あるいはPDCAが適切に回っているかをモニタリングするという部分でもフリーコンサルタントは強みを発揮できるかと思います。

ハイタレントには戦略コンサルティングファーム出身のフリーランスが多く登録していますし、機械学習を使った戦略に関しては私も携わっていきたいですね。

ノートパソコンを前に、インタビューに答える金剛洙さん

ー最後にフリーランスを活用する企業に一言お願いします!

AIはとても有用なので、ビジネスモデルが大きいほどほんの少しの改善だったとしても大きな結果が得られると思います。日本全体でAIの知見のあるメンバーがまだまだ不足しているという現実があるので、知見のあるメンバーを社内やフリーランスから集めてプロジェクトを成功させる。そのように、社内で補えないリソースをフリーランスの活用によって補い、成功する企業が増えることで日本の産業全体がより強く伸びていくと思います。

ーありがとうございました!

『HiTalent(ハイタレント)』は、戦略コンサルファーム出身者を中心とした審査済みのプロフェッショナル3,600名以上と、その活用を検討する企業をつなぐ案件マッチングプラットフォームです。これまでに300社以上をご支援してきました。戦略を描くだけでなく実行まで伴走できる人材を、必要な分だけ(お一人から、チームでも)ご活用いただけます。

HiTalentサービスサマリ

プロフェッショナル
(フリーランス)

  • 戦略コンサル出身
  • 外資系投資銀行出身
  • 外資系IT・マーケ出身 ほか

個人 or チーム

HiTalent

  • プロフェッショナルには、アサインから稼働終了までサポート
  • 事業会社には、ニーズにマッチするタレントの稼働をマネジメント

審査済みの会員 3,600名〜

事業会社

  • 上場企業
  • 未上場・中小企業
  • 未上場・スタートアップ

クライアント 300社〜

  • ご要望を伺ってから、最短1週間でのアサインが可能です
  • 期間は柔軟に対応でき、個人でもチームでも組めます
  • 契約は「ハイタレント株式会社と企業様」「ハイタレント株式会社とコンサルタント」の2本を結びます
サービス資料をご覧いただけます
支援実績・料金・ご依頼の流れをまとめた資料をお送りします。
資料請求する
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次