DXの7割は失敗している ── 地域企業に向けて話した、「最初の一歩」の踏み出し方

こんにちは、ハイタレント広報です。

2025年10月22日(水)、福岡・天神のFukuoka Growth Nextで開催された「DX BOOST FUKUOKA 2025」に、ハイタレントが参加しました。

「DX BOOST FUKUOKA 2025」は、アビスパ福岡が主催する地域型DX推進イベントであり、地域企業に向けて実践的なDX事例とノウハウを共有することを目的としています。

本記事では、ハイタレントが担当した講演・セッションの概要と、当日お伝えした主要メッセージをご紹介します。

目次

登壇HiTalentプロフィール

・池田 慈生さん(HiTalentパートナー・株式会社スタート・イノベーション代表取締役社長)

デロイトトーマツコンサルティング(現アビームコンサルティング)およびアクセンチュアの戦略グループ出身。不動産・経理・コンタクトセンターなど幅広い領域でDX導入プロジェクトを多数リードし、SaaS導入から会計システム刷新、PMI支援まで豊富な実績を持つ。現在はハイタレントとともにアビスパ福岡様のコンサル支援にも携わっている。

・種田 毅さん(HiTalentパートナー・Lively合同会社CEO)

アリックスパートナーズ出身。TMT(テクノロジー/メディア/通信)領域のアジア地域担当ディレクターとして、国内外企業の事業成長や再生を支援。コンサルタントとして多数のDX導入を支援し、自社でもDXやサステナビリティを軸とした事業開発を推進。持続的な価値創造の観点から多数のプロジェクトの企画・実行に携わる。

オープニング

イベントは、HiTalentの池田さんの挨拶からスタート。趣旨と進行を共有したうえで、当日の全体像を示すパートとして、まずハイタレント代表・有吉の発表へバトンを渡しました。

有吉からは、アビスパ福岡への経営支援に関する取り組みをはじめ、当社の事業概要とサービス内容、そしてDX領域における取り組みについて紹介。HiTalentが持つプロフェッショナル人材ネットワークを活かし、企業ごとの課題解決や新たな価値創出を支援していることを中心にお話ししました。

会場でマイクを持って登壇し、話している様子
スクリーンにハイタレントの会社紹介資料が映し出された会場の様子。参加者が着席して聞いている

続いて登壇した池田さんは、これからの各セッションで得られる知見を最大限に活かすため、まず参加者全員の視点をそろえる“目線合わせ”を実施。イベントのゴールとして掲げたのは、「自社に持ち帰り、すぐ実践できるDXのヒントを得ること」です。この明確な目的のもと、オープニングが進行していきます。

池田さんは冒頭で、「なぜ今DXが求められるのか」という問いを提示し、その背景にはビジネスの“ルールの大転換”があると説明。DXとは、新しいITツールの導入ではなく、デジタルを起点に企業の戦い方や存在意義を根本から変える取り組みであり、この変革はもはや避けられない流れであると強調しました。

さらに、「市場の変化」と「社内の変化」という二つの要因が、DXを推進せざるを得ない環境を急速に整えつつあるとし、これから始まるセッションがその答えを探るための重要な機会であることを示しました。

その後、「必要性は理解したが、何から始めればよいかわからない」という声に応える形で、本イベントが「基礎 → 応用 → 実践」の流れで設計されていることを紹介。「今日のセッションを通じて、明日から自社で一歩を踏み出すためのヒントを持ち帰ってほしい」と、参加者に向けて呼びかけました。

スクリーンに「本日のゴール 皆様が自社に持ち帰れる『実践的なDXのヒント』を見つけること」と映し出された会場の様子。登壇者がマイクを持って話している

導入セッション

「DXとは何か:全体像と“最初の一歩”、DXの死の谷の乗り越え方」

HiTalentの池田さん・種田さん、そしてDIG社が登壇し、DXの本質を実践的な視点から紐解きました。営業・人事・バックオフィスといった各部門の実例を交えながら、「自社でDXをどう成果につなげるか」というテーマを一貫して提示しました。

前半:種田さん講演 ― DXの本質は“価値創造”

種田さんは、これまでの「守りのDX」から、成長戦略としての「攻めのDX」へとシフトする必要性を指摘。DXの7割が失敗に終わっている現実を踏まえ、単なるIT導入ではなく、LTV最大化を狙う“価値創造型DX”が企業価値を押し上げる鍵であると説明しました。

MSCIの指数を引用し、DX成功企業の市場価値が4倍に達する事例を示しながら、キャッシュフローや資本コストなどの複数要素を連動させる「価値最大化の型」を紹介しました。

DXプロジェクトの領域と成果を示すスライドを背景に、登壇者がマイクを持って説明している様子

後半:DIG社と池田さんのディスカッション ― 死の谷をどう超えるか

DIG社は、多くの企業が直面する「DXの死の谷(PoC段階で止まる課題)」を提示。

池田さんはそれを受け、「どの局面で停滞が起き、どのような意思決定で突破できるのか」を具体的に掘り下げる対話をリードしました。議論は理論に留まらず、各部門の実行レベルに落とし込まれ、参加者が自社に置き換えて考えられる形で進行しました。

クロストーク・アビスパ事例紹介

導入セッションに続いて、会場では各社による最新事例紹介とクロストークを実施。

池田さんは引き続きファシリテーターとして登壇し、登壇者同士の議論を整理したり、質問を投げかけたりしながら、DXが企業や地域にもたらす可能性を広げる時間となりました。

各セッションを通じて、参加者の皆さんが自社に引き寄せて考えるきっかけが随所に生まれる時間となりました。

クロージングとネットワーキング

イベントのクロージング後には、登壇者や参加企業とのネットワーキングタイムが設けられ、参加者同士の交流が行われました。地域企業のDX推進に関心を持つ多くの方々が集まり、名刺交換や意見交換が行われ、非常に有意義な時間となりました。

参加者の声(一部抜粋)

・これまで漠然としていた“DX化”のイメージが具体化し、最初の一歩が見えた

・非常に価値ある内容で、学びを自社で形にしていくイメージが持てた

・入門として面白く、今後の取り組みの可視化につながった

・DX担当として、他社の実践と考え方を聞けたことが大きな収穫になった

・視野が広がり、次に試すべきテーマのヒントを得られた。

さいごに

「DX BOOST FUKUOKA 2025」では、地域企業に向けた実践的なDX事例とノウハウが共有され、参加者は実際に自社で取り入れられる具体的な施策を学びました。

今回のイベントが、地域企業にとってDXを進める「最初の一歩」を踏み出すきっかけとなり、より多くの企業が実践的なDXを進めていくことを期待しています。

ハイタレントは、これからも企業のDX推進を継続的にサポートしていきます。

アビスパ福岡DXパートナーについて

アビスパ福岡DXパートナーは、福岡や九州エリアの地域企業のDX推進に資することを目的とした取り組みを、クラブとパートナー企業の共創型でおこなうパートナープログラムです。

引用:アビスパ福岡HPより

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