ミライフィット株式会社は、メルセデス・ベンツのベビーカーとドッグカートの日本国内独占販売を開始し、高級ブランドのベビー用品市場に挑戦しています。日本市場におけるブランド認知の難しさや、高価格帯の製品をいかにして浸透させるかといった課題に対し、ビジネスプロフェッショナル活用サービス「HiTalent」の導入を決定いただきました。
今回のインタビューでは、導入の背景や得られた成果、今後の展望について、代表取締役CEOの薮田様にお話を伺いました。
この事例の要点
| 企業 | スタートアップ。メルセデス・ベンツのベビーカーとドッグカートを日本国内で独占販売 |
| 課題 | 日本に初めて上陸する高価格帯の商品をどう認知させ、販売につなげるか。海外との交渉経験はあっても、日本市場での販売戦略構築の経験が乏しかった |
| 活用方法 | ブランディング・マーケティング戦略の壁打ち相手として、低い稼働率でスポット活用 |
| 成果 | 点で動いていた個別施策を1本のストーリーに束ねる考え方を得た。商品や市場が変わっても使える「マーケティングの型」が残り、自走できる体制になった |
HiTalentの支援テーマ例
経営層
経営課題整理/経営会議資料の構想・作成/経営に関する壁打ち
経営企画部門
中期経営計画策定/事業戦略策定/M&A戦略検討/海外進出支援
新規事業開発部門
事業機会探索/事業仮説検証・PoC支援/外部アライアンス検討
IT/DX・業務改革推進部門
IT/DX戦略策定/グランドデザイン策定/システム導入支援/BPR/コスト削減
研究開発(R&D)部門
R&D戦略策定/ロードマップ策定/技術テーマの事業化/オープンイノベーション
人事/組織開発部門
組織戦略策定/評価制度設計/採用戦略策定/研修コンテンツ作成
IR部門
IR戦略検討/統合報告書作成/財務情報開示/ESG・マテリアリティ分析
全部門に共通
AI・データ活用
担当するのは、戦略コンサル/IT・DXコンサル/ファイナンス人材/データ・AI人材のいずれかです。
この図は「HiTalent はどんなテーマで使えるのか」の見取り図として、全記事に同じものを掲載しています。ここに挙げたものがすべてではなく、ご相談内容に合わせて人材をアサインします。
Q.貴社の事業内容と、取り扱われているベビー製品について教えてください
薮田様:ミライフィットでは、メルセデス・ベンツのベビーカーとドッグカートを日本国内で独占販売しています。この商品は、老舗ベビーカーブランド・ハータン社とメルセデス・ベンツが共同開発したベビーカーで、最高水準の安全性と高級感を兼ね備えています。特に、キャリーコット(新生児用のフラットなベッド)は日本では珍しい仕様で、ドッグカートとしても使用できるため、愛犬家の方にも人気があります。
また、スティッチや革の素材、ホイールのデザイン、サスペンション機能など、メルセデス・ベンツのスタイリッシュなデザインとクルマ作りの先進的な機能が反映されており、品質にこだわる層に響く商品となっています。
「ベンツ好きにはたまらない」と評されるデザインと、高い安全性・品質 を備えた本製品は、上質なものを求める顧客層に向けたベビーカーです。

日本市場におけるブランド認知と販売戦略の壁
Q.ハイタレントを活用する前に抱えていた課題について教えてください。
薮田様:ベビーカーの日本独占販売の契約を2024年8月に締結し、ローンチまでの準備を進め、2025年初頭に販売体制が整いました。しかし、いざマーケティング活動や販促活動を進めていく段階で、日本市場におけるブランド認知の方法や、高価格帯のベビーカーという特殊なカテゴリーの販売戦略の構築に課題を感じていました。
私自身、新卒から三菱商事でキャリアを積んでいたため、海外との交渉や契約獲得には自信がある一方で、日本市場での販売戦略構築の経験が乏しく、初めて日本に上陸する商品をどう認知させ、販売に繋げるかに対しては専門知識の不足を感じていました。さらに高価格帯のベビーカーという特殊な商品カテゴリーのため、ターゲット層へのアプローチ方法が見えず、素人的な感覚でのマーケティングではブランド価値を損なう可能性があるという不安も感じていました。
そこで、ブランディングやマーケティング戦略のプロフェッショナルの知見を取り入れることで、的確な戦略設計を行いたいと考えました。

Q.ハイタレントを活用する経緯や決め手について教えてください
薮田様:知り合いの経営者からの紹介をきっかけにハイタレントを知りました。プロフェッショナルの力を短期間で活用できる点に魅力を感じたことが導入のきっかけです。
弊社のようなスタートアップでは、フルコミットでプロフェッショナル人材を雇用するのは現実的ではありません。しかし、ハイタレントのサービスは短期間・スポットで専門知識を借りることができ、柔軟な起用方法が非常にマッチしていると感じました。
特に、今回求めていたのは「商品を売るための実践的なアドバイス」でした。コンサルティング的な分析や調査というよりは、現場経験が豊富な方を求めていたところ、大手広告代理店出身のK.A.さんのご経験と実績が正に求めていたものと一致していたため、面談をさせていただきました。面談では、我々が知りたいと考えている情報が次から次へ出てきて、これはもう彼にお願いするしかないと感じたのが決め手となりました。
スポット的な活用と柔軟な起用方法のメリット
Q.ハイタレントを活用してよかった点を教えてください。
薮田様:HiTalentの最大の魅力は「必要なタイミングでプロフェッショナルの知見をスポット的に活用できる点」にあると思います。特に、短期間で高度な専門知識を取り入れることができ、かつコスト面でも柔軟に調整できるという点が、弊社にとって大きなメリットでした。
他社のサービスでは、フルタイムでの関与を前提とする場合が多く、費用も高額になるケースがほとんどです。しかし、ハイタレントは「スポット的に、必要な分だけ」依頼することが可能で、稼働率を数十パーセント、時には数パーセントに抑えたり、期間を1ヶ月単位で調整することができます。このフレキシブルな起用方法により、弊社のようなスタートアップでも高度な専門性をリーズナブルなコストで享受できました。
また、「アドバイザーからの助言・支援を受けながら、手を動かす部分は自分たちで行う」という形が、弊社のニーズに非常にマッチしていました。具体的には、戦略の方向性を示してもらい、その実行は自分たちで行うという形式を取ることで、コストを抑えつつも、高度なアドバイスを受けられ、最小コストで最大限の効果を得ることができました。
ノウハウの共有と再現性のある戦略設計
薮田様:今回、最も大きな成果として感じたのは、短期間でプロフェッショナルのノウハウを吸収できたことです。
K.A.さんにご支援いただく前には、マーケティング活動が「点で動いている」状態でした。具体的には、インフルエンサーを起用しての宣伝、Web広告の運用、キャンペーンの実施など、個別施策を実施していたのですが、それらは「点」で存在しているに過ぎず、各施策が繋がっていない状態でした。そんな中K.A.さんに、「点と点を線で結び、統一したストーリーを作って、しっかり着火させる」というマーケティング戦略において重要なことを教えていただき、どのようなところを意識して動けば良いのかを学ぶことができました。
このノウハウは単に既存の商品だけにとどまらず、今後の新商品にも応用可能です。「マーケティングの型」を獲得できたことで、商品や市場が変わっても再現性のある戦略設計ができるようになり、マーケティング戦略の「自走力」が大きく向上しました。
短期間の関与であっても、プロフェッショナルからのノウハウ吸収ができたことは、中長期的に活きるバリューを生み出しています。目に見える成果を短期間で出すことももちろん重要ですが、今回のようにノウハウを吸収して自走できる体制を整えられたことは、中長期的な事業成長の基盤となりました。
ただし、プロフェッショナルの力を借りるとはいえ、自分たちで手を動かすことは必要不可欠です。道筋を示していただいた後は、自分たちで実行していく主体的な動きは求められますが、道筋が明確なため迷いなく取り組むことができています。

薮田様:また、経営者の立場としては安心感が得られた点が非常に大きかったです。
スタートアップの経営者として、何か動き出す際には「本当にこれでいいのか?」という不安は常に付きまといます。今回の販促活動の場合、売るための型が間違っていなければ「商品そのものが良いから売れる」とは考えていたものの、その型がしっかりとわからなかったので漠然とした不安がありました。
しかし、K.A.さんのこれまでの実績に基づいた型をもとに、方向性の正しさを確認しながら進めることで、確信を持って実行に移すことができたのは大きな精神的支えとなりました。K.A.さんに教えていただいたことの全てが必ずしも真新しいことばかりではありませんが、「やはりこれで良いのだ」と確信を持って不安なく集中して事業推進に取り組めたことの効果は非常に大きかったですね。
アドバイザーとしてのポジションでの活用
Q.ミライフィットさんには弊社のサービスを非常にうまくご活用いただいたと考えているのですが、使い方のコツやポイントなどはありますか?
ハイタレントのサービスは大企業のお客様にご利用いただくことが多い中、ミライフィットさんのように、これから会社を伸ばしていくフェーズのスタートアップや中小企業にも今後ご利用いただきたいと考えています。
薮田様:弊社のようなスタートアップにとって、ハイタレントの一番の魅力は「壁打ち」や「アドバイザー」としての活用ができる点です。
大企業とスタートアップの最も大きな違いは資金力です。大企業であれば、複数のコンサルタントをフルコミットで起用することができるかと思いますが、我々のような規模感の会社には難しいというのが正直なところです。
その点、ハイタレントは「スポット的に、必要なときに、必要な分だけ」起用できるため、低めの稼働率で起用し、壁打ち相手やアドバイザーとして要所要所でのアドバイスを受けることで方向性のブレを防ぐことができます。進む方向さえ間違えなければ、あとは自分たちで手を動かして実行できるという形をとることで、見据えているゴールには近づけると考えます。歩き始めから間違った方向に進んでしまうということを防ぐという意味でも、そのような使い方は大いに役立つと思います。リソースを足すためだけではなく、頭脳を足すという発想が非常に有効だと感じています。このような使い方であれば取り入れやすい企業様も多そうですよね。
取材のお時間をいただきありがとうございました!

『HiTalent(ハイタレント)』は、戦略コンサルファーム出身者を中心とした審査済みのプロフェッショナル3,600名以上と、その活用を検討する企業をつなぐ案件マッチングプラットフォームです。これまでに300社以上をご支援してきました。戦略を描くだけでなく実行まで伴走できる人材を、必要な分だけ(お一人から、チームでも)ご活用いただけます。
HiTalentサービスサマリ
プロフェッショナル
(フリーランス)
- 戦略コンサル出身
- 外資系投資銀行出身
- 外資系IT・マーケ出身 ほか
個人 or チーム
HiTalent
- プロフェッショナルには、アサインから稼働終了までサポート
- 事業会社には、ニーズにマッチするタレントの稼働をマネジメント
審査済みの会員 3,600名〜
事業会社
- 上場企業
- 未上場・中小企業
- 未上場・スタートアップ
クライアント 300社〜
- ご要望を伺ってから、最短1週間でのアサインが可能です
- 期間は柔軟に対応でき、個人でもチームでも組めます
- 契約は「ハイタレント株式会社と企業様」「ハイタレント株式会社とコンサルタント」の2本を結びます

